古事記(上)

古事記〈上〉 (1977年) (講談社学術文庫)

古事記〈上〉 (1977年) (講談社学術文庫)

ずっと前天文学をとったときにギリシャ神話を読んだ。で、その時一緒に日本の神様のことも知りたいなと思い古事記も買ったんだけど、現代語訳がなかったので全く読めず。しかし、日本に帰ってきたら現代語訳+解説つきが見つかったので買って読んでみた。上巻は日本の誕生からニニギノ命が日本に下りてくるまでぐらいかな〜。読み終わったのが5日前ぐらいなのでよく覚えてない。


印象としては、キリスト教よりはやっぱりギリシャ神話の方に近いかな〜って。やっぱり一神教多神教では隔たりが多いのかな〜と思う。聖書読んだことないからちゃんと結論は出せないんだけど。でも、やっぱり、古事記に出てくる神様もどこか人間チックである。妻の容姿が醜くなってたら放り出して逃げてしまうところなんて、いかにも人間の男っぽい。浮気したり、嫉妬したり、そういうネガティブなところもちゃんと持っている。キリストの嫉妬とかって全く聞かんな〜。つーか聖書読んでみたらあるかもしれないけど。


それと、キリストなんかは処女から生まれてるのに大して、日本はイサナミノ命とイサナギノ命が自分の体の足りない部分と余っている部分を結合して生まれたんだからな〜。性に対する視点も大きくことなっているわけだ。完璧な一神教と、どこか人間っぽく不完全な多神教、この違いはどこから来るんだろうね?まぁ、素人考えだけど、一神教は世の中はこうあるべきだと主張していて、多神教は世の中はこういうものだということを説明しようとしているんだと思う。キリスト教にはTen commandmentsみたいにどうこう行動しなさいっていう掟がある。対して神道とかってここにはこんな神様が宿っているんだから感謝しておきなさいよ、ぐらいなもん・・・だと思う。ごめん、自分でも良く知らないからそう思うぐらいしか言えない。


まぁ、聖書は読んだことないし、古事記も途中だし、比較して結論なんて出すにはまだまだ早いよな。まずは残りを読んでしまおう。