世界のとんでも法律集

世界のとんでも法律集 (中公新書ラクレ)

世界のとんでも法律集 (中公新書ラクレ)

1時間ぐらいで読めたね。法律ってとっても笑えるっていうキャッチフレーズが帯に書いてあったから興味本位で買った。


クソつまらん


…(´・ω・`)
いや、紹介されてる法律自体はまぁ、けっこう突っ込みどころがあって面白いのがある。しかし、この程度ならインターネットで検索したほうがよほどいい。なんか、どんなにあほな法律でも、その由来をしっかりと書いてあると思ったんだ。法律にまつわる裏話とかも面白そうだなって。まぁ、読んでみると書いてはあるんだけど、脱線が結構多いし、なんか特に必要なさそうな、しかも面白くもないコメントがイラッと来る。正直ブログでこういう風に突っ込んでったら面白いだろうなって考えながら読んでた。そして、所々にウィキペディアを参考って書いてある…


マジで700円損したと思った


…(´・ω・`)
あのさ〜、出版するぐらいなんだからもう少し確かな情報源で書いてほしい。その点では俺の大学のレポートの方がもう少しましだと思うぞ。


で、紹介されてた法律の一つに「違反行為をした警察官にはハローキティーの腕章をつけて勤務する」っていうタイの法律があった。正確には法律じゃなくて警察の発表らしいけど、そんなことはどうでもいい。正直由来もつまらなかったし、特に変なエピソードがあるわけでもない。問題はこの法律を紹介するときのタイトルだ…


無法警察官は魔法でお仕置きよ





キティちゃんはいつの間に魔法使い


になったんですか?


…(´゜Д゜`)
疑問に思ってハローキティーをウィキペディアで調べた俺は暇人です。しかし、どこにもキティちゃんが魔法を使えるなんてことは書いてない。この人はキティちゃんを何と勘違いしていたんだろ?なんにしても的外れである。


もう一つ、オーストラリアの法律に「性行為は16歳から行ってよいが、16歳・17歳の青少年が実施する場合は、年長者の指導・監督の下に行われる場合に限られる。指導無くして実施していいのは18歳からである」というのがあるらしい。まぁ、ぶっ飛んでいる。で、この作者はこの解説として世界の初体験平均年齢のデータを引き出し、日本の初体験年齢は世界平均に近いということを言って、そこからなぜか児童ポルノ法の解説に…


指導・監督の下に行われるという所


に突っ込みが一つも入ってないのは


なぜだ?


…(´゜Д゜`)
そこが一番の突っ込みどころじゃないか。親が指導するんかい?とか親の目の前でじゃないと18歳までやっちゃいかんのか?とかさ、突っ込みどころ沢山あるのに、何故に初体験のデータなんだ?しかも肝心のオーストラリアの初体験平均年齢がでてないぞ。全く、この著者は…


さらに一つ、アメリカで「音痴な人が公共で歌うのは違法」っていう法律がある州があるらしい。しかし、この法律の解説文の締めは「やはり同じ体験をするというのが、兄弟仲を深める最良の策なんですね。」…


何も関係ないやん


…(´゜Д゜`)
ちなみに、この本のスタイル、右のページにデカデカと法律が書かれてあって、左のページが解説文。要は一ページでトピックが「音痴」から「兄弟愛」にシフトしてる。ありえない。英語の論文でそんなことがあったら統一性がないで書き直しさせられるぞ。


まぁ、唯一面白かったのがテキサスの「同性と常識を超える方法で性交をするのは違法である」っていうのは法律。ここだけは突っ込みどころが一緒だったな〜。常識を超える性行為って一体。


豆知識は得たんだけどね〜。700円の価値は絶対無かったと断言できる。くそー悔しい…