ウソヘン meets テニス

さて、前回は俺が運動に関しては弟に負けっぱなしだから運動は全くしてなかったという情けない過去をお話いたしました。あ、一応、空手と剣道はしてました。でも、クラブやクラスに行ってただけで自分なりに努力するなんてことは皆無。ただやってただけです。


で、スポーツとはほぼ無縁の小学校、中学校時代を経てシンガポールに引っ越しました。ここで俺のスポーツに対する意識が変わります。シンガポールではコンドミニアムに住んでたのですが、贅沢なことにシンガポールのほとんどのコンドミニアムはプールとテニスコートがついています。二番目に住んだコンドミニアムにはジムや卓球場までついていました。運動するにはもってこいであります。


で、親、兄弟、友達に言われ続けていたお腹のタプタプへの危機感がついに俺にも少し芽生えました。全てのスポーツで弟に負ける中、実は水泳だけ互角ぐらいでしたからどうせなら勝てるかもしれない水泳でがんばろうと思い、最初は水泳から始めました。でも、水泳にのめりこむという事は決してなく、「ちょっとぐらい運動しなきゃダメか」程度にしか考えてませんでした。


しかし、スポーツに無縁な俺にもついにのめり込むことの出来るスポーツができたのです。それがテニス…きっかけが某漫画なのは内緒の話。最初のテニスの相手はもちろん弟。これまでなら弟にボロボロに負ける⇒やる気なくすの黄金の方程式が発動してましたが、テニスではこれがなかったんですよね。


弟はどちらかというと力いっぱいボールを叩きたいタイプ、俺は何とかボールをコートに入れたいとするタイプ…両方初心者ならどちらが勝つかは明確。ま、最初の勝負に勝ったかどうかは覚えてないですが互角の勝負をしていたと思います。


そして、互角の勝負をすることでテニスの楽しさを味わった俺。そのままテニスにのめりこんでいきました。俺は物事に熱中するととことんそのことに集中する性格、テニスにはかなりの時間を費やしました。テニスコートがすぐ近くにあるのがかなり助けになっていたと思います。弟がテニスの相手をしてくれない時は一人で壁に向かって練習してました。週末にテニスをしない時などほとんどなく、学校から帰ってきたらテニスコートに直行なんて日もよくありました。


しかーし、才能の壁は厚かった。(続く)