- 日記の魔力を読んで思うところ その肆

日記の魔力日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変えるの要点は日記をつける事によって日々の習慣を分析し自己修正することによってより楽しい人生を生きる事ができる。ってな感じです。そしてこれを読んでたら、これって学問の三つのステップに当てはめる事が出来るって事に気がついていたんですよね。

学問における三つのステップは
1.知識の取得
2.理論の理解
3.理論の応用
です。日記をつけ、それを読み返すということは「あの日、これとあれをした」と言う知識の取得になります。読み返して得た知識を「共通点を見出す」や「違いを比べる」などの思考プロセスによって「こういうことをしたら、ああなる」といった理論を形成する事が出来ます。さらに深い思考プロセスを使えば「こういうことをしたら、ああなるのは、かれこれだからだ」なんて理論にも行き着けると思います。そして得た理論を実践するのが理論の応用です。「こうしたら、ああなるから、今日はこうしよう」のような考え方です。そして「今日はこうしよう」の結果がまた日記に書き込まれ新しい知識となる。その知識から新たに理論が生まれ、それを応用し、また新しい…

こうやって自分なりの人生というのが出来上がるわけです。そして自分なりの人生は学問と同じプロセスで作られていく…


そう、人生とは学問である。


…ということを「日記の魔力」を読んで思ったのです。

この人生という学問は日記なしでも皆やっている事です。自分が過去にやった事から学ぶという能力は皆生まれついて持っています。ならばなぜ日記をつけるべきなのか?それは日記をつけるというのは人生という学問における努力の仕方の一つだからです。

努力をすれば必ず学問は向上する。向上する度合いは才能によって個人差がでるとしても、向上は必ずするのです。日記をつけるというのは人生という学問のステップ1のために出来る努力です。それを読み返し考えるというのはステップ2の努力、そしてそれを実践するのはステップ3の努力。だから日記をつけるという行為は人生と言う学問を向上するための努力の一つなんです。生まれ持った能力に頼る以外に自分の人生を豊かにするためにできること、それが日記をつけることなんだ。


…というのが俺なりのこの本を読んで考え出した結論。だからとりあえず行動日記をつけ始めてみるんだけどね、いつまで続くやら…


読書感想文、終了〜♪