行き当たりばったりの人生

ボストンで就活して、就職しようと決心してから考えてたことだけど、つくづく俺の人生は行き当たりばったりで決まってきた。


別に子供のころアメリカに行きたかったわけでもない、シンガポールに行きたかったわけでもない。というか、シンガポールはどっちかって言うといやだったな〜。日本でそれなりに楽しんでたし、友達とは別れたくなかった。高校生活は家で引きこもってゲームか勉強か、それかテニスするか。キジマとも結構よくチャットしてたな〜。それで特に外へ出て遊んだという記憶がない。よく思えば貴重な時間を無駄にしたもんだ。しかし、ここで培った英語は就職、進学を楽にしてくれた。引きこもってたおかげかどうかは知らんが、大学の単位を高校卒業までに30時間手に入れた。大学生活はその30単位のおかげでだいぶ楽を出来たと思う。今まで遊んでなかった分を大学でそれなりに取り返せたかな。2,3年は本当によく遊んだと思うよ。そして、4年もこれからまだまだ遊ぶつもりでいるけどね( ̄ー ̄)。


大学も適当に選んだ。受験がいやだからアメリカに行くことを決め、ウェブサイトで適当に生物学の多い大学を探して、自分の成績なら楽に入れるようなところばかりを選んで応募した。その一つがジョージアで、ジョージアにした理由は応募した中で一番必要なGPAが高かったから。つくづくいい加減。覚悟は少し甘かったな。アメリカに来た初日に泣いたというのは今まで限られた人にしか話してない。しかも、ホテルの電話が使えなくて泣いたのである。使い方が分からなくて親に電話しなくちゃとオロオロしていたら親からホテルに電話をかけてきた。情けなくて泣いた。9押せばいいだけなのに。


しかし、薄っぺらい覚悟で適当に選んだ大学の一年生用オリエンテーションでJasonに会った。それなりに仲良くなったけど、その時は特に意気投合したわけでもない。しかし、一学期の途中でふと会って、少ししゃべって、冬休み自宅に招待された。彼曰く、なんとなくお前のこと覚えてただけなのになんで俺はお前を招待したんだろうなと。俺が聞きてーよw。しかし、今ではすごいよい友達である。


インターナショナルスチューデントオリエンテーションの存在。実は最初は知らなかった。一年生用オリエンテーションが終わって2週間ホテルに一人で滞在する予定だった。しかし、ホテルでネットサーフィン中、オリエンテーションのことを知った。オリエンテーションが始まる三日前である。いまや、二年連続でそのオリエンテーションをリードする側にたっている。もし三日前に気づかなければオリエンテーションの存在すらまだ知らなかっただろう。


Hiroとの出会いはこのブログを最初から読んでくれてる人ならよくご存知のはず。好きな子の春休み旅行についていったら、その子が付き合い始めた男がHiroである。


この夏、GREを受ける日を一日勘違いした。そのことをブログに書いたら親に就活しろといわれた。その時、とりあえず大学院行くけど就職の道も少し見てみるか、ってことでボストンのキャリアフォーラムへのトラベラーズスカラーシップに応募した。受かるというメールが来るまでボストンのキャリアフォーラムのページは一切見ていない。というか応募したことすら忘れてた。


そして、ボストン。履歴書は一日前に作った。出発の日は寝坊して危うく飛行機に乗り遅れそうだった。履歴書に貼る写真がないからボストンで撮った。ひげはそってない、髪も整えてない写真を履歴書に貼り付けた。そういえば顔も洗ってなかったな、その日はw


面接の練習は一つもしていない。朝のシャワーで練習しようとしたら全く言葉が出てこない。ヤバイと思った。しかし、本番では一回もドモルことなくスムーズに言葉が出た。最初の面接で一次は合格ですと笑顔で言われたときは嬉しかったな。そこの企業は事前応募で唯一面接をもらった会社。結局二次も受かって、夕飯も一緒にさせてもらい、最後にはぜひ来てくださいと。


ホテルに帰ってメールを開くとその日、実はもう一つは面接が入ってたと知る。次の日、一日遅れですがいいですかと聞くとすんなりOK。結局IQテストを経て二次面接までこぎつける。二次の結果は二週間後。


その日は弟を冷やかしに弟のブースまで行った。しかし、行く途中に環境とエネルギーと書いてあったサインを見つけた。すぐに話を聞きにいって、面接をしてもらうことに。結局、人として気に入られ、人材として疑問が残ったようで、日本での面接である。今は夕飯をご馳走してもらったところより、実はそこに行きたいというのが本音である。


そんな感じで、俺はよく行き当たりばったりでここまで来たなと考えてた。でも、この行き当たりばったりで得た友人たち、知識、経験は、人生をちゃんと計画して生きてきたと自負している人たちに決して劣っているものではないと信じている。むしろ、俺ほどラッキーな奴はいないぜと思う…いまだに彼女いないこと以外ねw。それに俺のこれからの人生プランも就職のおかげで相当柔軟性のあるものになっている。考えずにやってよくこんなに上手くいくもんだ…


全ては就職が決まらないと意味ないんだけどね〜w


さて、日本行きのチケットはもうとった。面接のスケジュールも設けてくれるとメールが来た。ちゃんと就職できるといいな〜。