実験

ただいま、Enzyme Assayっていう酵素の活動を図る実験をしていましてね、春休み前とあわせて今日で4回目です。春休み前にやったときは教授がよこについて、ここ触ったら指紋がつくからだめとか、もうちょっと早くやらないと結果に誤差が生じるとか、自分の研究テクについて色々といわれて凹みました。しかも、結果は失敗。本当に精進しなきゃいけませんね。


しかし、反省むなしく二回目も失敗。今回はきちんと気をつけていたのにな〜とか思いながら、とりあえず一日置いてもう一回やってみることに。そして、そのとき気付いたんです、試薬の一つを作る際に入れる材料の一つを実は一桁も間違えていたことに…


俺は小学生以下ですか?


…(´・ω・`)
しかし、その間違いをちゃんと直したとき、なんと、結果が出ました。誤差が多く、安定した結果ではありませんが、ちゃんと酵素の活動を読み取ることができてたのです。一年研究しててデータとして、結果がでたのは初めてだったんで、すごい嬉しかったですね。これが先週でした。


そして今週。今度は安定した結果を求め再挑戦。まずは細胞の培養を始める。


培養液を作る際また小数点を一桁


間違えるという救いがたいバカな


間違いをしてしまいました


…(´゜Д゜`)
かなり悲しかった。でも即座にやり直して、今日再挑戦。ちゃんと細菌は培養できているし、手順もミスなくできた。さて、結果は…


成功前に逆戻り〜♪






ってなんでやねん!!!


…(´゜Д゜`)
まぁ全く働いてないってわけじゃなかったんですが、酵素の濃度を二倍にしても活動はあがらなかったり、全く活動してなかったり、前回よりもさらに不安定な結果に…泣。


さて、この実験、実は二つの酵素を調べてまして、一つはAという物質をBと言う物質に変え、もう一つはBをCに変えます。成功前に逆戻りしたのはAをBに変える酵素の実験でした。ま、どうせそれがだめならもう一つのほうの結果もだめだろうと思いながらもやってるとね、なんとこっちの結果は完璧。全てのサンプルにおいて酵素の活動はきちんと酵素の濃度に比例していた。びっくり。


一つの実験で二つの酵素を同時に調べるということはその二つの酵素が協力して働いてる場合が多いからである。大体AがBに変る活動はBがCに変る活動と同じぐらいでなければならない。このセオリーで行けばもし実験の二部目が完璧な結果を出せるならば一部目も結果は完璧なはずである…どこかで自分が間違いを犯したに違いない。


実験のたった一部分であれ、セオリーどおりの結果がきちんと出たというのははじめてである。もし一部目の実験を間違いなくやってそれも完璧な結果をだせば、この実験のデータはきちんと使えるデータになる…。結果、結果、結果が欲しい。何か一つでも使えるデータが欲しい。そして、これはチャンスである。こうなったら今日中に、やる気があるうちにやり直す。


二部目の実験が上手くいったということはサンプルのほうに多分問題はない。ならば原因は試薬のはず。試薬をもう一度気をつけて作り直し、もう一回実験してみる。来い、ナイスな結果よ!!!これで理論はできても結果がでない頭でっかちの俺とはおさらばだ!!!…


残念ながら世の中は甘くない


…(´゜Д゜`)
うん、ほとんど結果は変らなかったね。ということは問題はいずこ?。


しかし、先週結果が出たときはじつは一部目の結果が安定していて、二部目が不安定だった。今回は逆。チンプンカンプンですよ、本当に。