短歌

さて、id:uso_hental:20060309で柄にもなく和歌をタイトルにつけた後、急に和歌に興味を持ったしだい。今思えば和歌にはまったのは今回が初めてではなく、小学校、中学校の百人一首大会後に軽くはまってた。あのころは案外ぱっぱとテレビに出てきたものを和歌で表現できてたものである。時間とは恐ろしい。


って、ことでアメリカに来て日本文化がいっそう好きになった俺としてはちょっと和歌を勉強してみたいと思った。自分でも作ってみたいしな。で、俺は武士(特に戦国武将)も好きであるので辞世の句を見てみることからはじめたわけです。


でも、いざ検索してみると武士の辞世の句だけ集めた短歌集ってないんですね。ってなわけで、これを読むことにしました。


感想としてはやっぱり和歌って面白いなと。難しいものを簡単に表現するのは難しい。よって自分の人生を五七五七七に詰め込むなんてすごい難しいはずなのに、死ぬ間際にそれが出来るとは…昔の日本人は頭の回転が早かった人が多かったみたいですね。


ちなみに俺が一番気に入ったのは

曇りなき 心の月を 先立てて 
  浮世の闇を 照らしてぞ行く
           ―伊達政宗

自分のしたことに一片の悔いなし、なんて思えて死ねたらよいなと。